龍の日記帖

リンク集を更新しました

龍の日記帖、リンク集を更新しました。

以前連絡をいただいていた、
まちづくりコンサルタント計画技術研究所ＨＰ、有限会社 金田木工所HPをリンクに加えさせて頂きました。

計画技術研究所は、市民参加のまちづくりコンサルタントの草分け的存在です。
十日町市（川西地域）の振興計画づくりでは、以前から、一緒にお仕事をさせていただいている
計画技術研究所OBの寺川ムラまち研究所・寺川さんと、協力して計画づくりをおこなっています。

金田木工は、オーダー（注文）家具・オリジナルデザイン家具、店舗什器、・木製建具の製作をされている栃木の会社で、
龍のOBの落合さんがプランニングや、Web製作でご活躍されています。

これまで、リンク集には、龍のＨＰと、
山口大学内田研究室（所長・内田の研究室です）しか、リンクを張っていなかったのですが、
建築や事務所の仕事の全ては、様々な場面での人との協力で成り立っているので、
だんだんとリンク集も、増やして行こうかとおもっています。（み）

松川村多目的交流センターの起工式が行われました

11月19日、松川村の多目的交流センターの
安全祈願祭と起工式が行われました。
当日は、天気にも恵まれ、大勢の関係者のみなさんとともに工事の安全と、つつがない進捗、
また、できてよかったと心から思ってもらえる施設が完成するよう、祈願しました。
松川村は、この日の最高気温が6度。
身も心も引き締まる思いのする、起工式でした。（み）

川西地域振興計画づくりが進んでいます

今年度、龍では、これまで賑わい空間創出事業で、
ながく仕事をさせていただいていた新潟県の川西地域（現十日町市）で、
地域振興計画づくりのお手伝いをさせていただいています。

先週月曜日は、市民ワークショップを開催しました。
これまで、地域で様々な活動をされている方から聞いた意見をもとに、
川西地域のこれからのまちづくりの目標と、計画をもとにどんなことに取り組めるのか、
アイデアを出し合いました。

80人以上もの参加をいただき、活発な議論がありました。


計画づくりは川西支所の職員の方と地域の住民のみなさんで構成される
地域協議会のメンバーと協働で行っています。
ワークショップでは、地域協議会のメンバーのみなさんが参加者の方の意見をまとめる役割を果たしています。
ひと使いのあらい？設計事務所ですが、地域のみなさんと一緒に、
報告書に終わらない計画づくりを行っていきたいと思いますので、どうぞ今後ともよろしくお願いします。
（み）

松川村多目的文化施設の設計報告会を行いました

先日、7月30日に、松川村で、多目的文化施設の設計報告会を行いました。
昨年、12月にワークショップの最終回を終えてから、１月、２月と個別に活動団体のみなさんにお話を聞き、
その後も、屋根の検討、積算など、設計作業に追われる日々を経て、
ようやく村民のみなさんに内容を報告することができました。

2004年12月の第１回ワークショップで、参加者のみなさんから出された、
多目的文化施設で、こんなことがしたい、というイメージ物語をふりかえりながら、
それがどういうかたちで実現されているのか、説明をしました。

説明の後、ワークショップ形式で、グループごとにみなさんからの意見を伺うと、
今後、つくったものを無駄にしないよう、運営体制や利用方法などを検討していかないといけない、といった、大事な意見が出されていました。

参加者のみなさんからは、これまでになく？、好意的な感想が聞かれたように感じました。説明会の後で、それを内田に報告すると、
「自分たちが十分納得していると、たいてい住民の人も納得してくれるものだよ」とのこと。なるほど。
多目的文化施設は、設計の段階から工事の段階へ入ります。
まだまだこれからが大変ですが、一つの区切りを迎えることが出来ました。
ありがとうございます（み）

耕すように、まちを育てる（４・最終回）

「耕すように、まちを育てる」連載最終回です。

耕すように、まちを育てる（４・最終回）

６、 住民が主体的に運営に関わる仕組みと組織をつくる。
　建築においても、地域においても、運営は最大のテーマである。特に、公共施設においては、本来運営主体が確立し、具体的な運営計画の検討を計画内容にフィードバックしながら並行して進めることが理想である。
旧川西町では、初期の段階で多くの住民が参加して、まちづくりを担う運営組織を検討した。「まちづくり会社」を立ち上げ、運営ワークショップで出された意見を活かして、千年の湯の食事の提供は、厨房をつくらず、まちの飲食店から出前サービスを受ける仕組みをつくった。施設運営がスリムになり、且つ、まちの飲食店が潤うことにつながりおかみさんたちに笑顔が戻った。

　竣工後、どの施設も、想定した以上に使われている。まちのあちらこちらに、元気な笑い声が聞こえるようになり、少しずつ、住民の居場所や、活動の場所が育っている。
　これらの計画が予想以上の成果を上げ始めている背景には、一貫して市民と行政と計画者がそれぞれの立場でまちづくりの目標を共有し、ゆっくり時間をかけて、耕すように、計画づくりを進めることができた「継続性」がある。相互に顔の見える関係が、やがて信頼関係へつながり、まちや施設に対する愛着と自前の意識が育ってきた。それが何よりの成果である。

（終わり）

終わりに、論考で触れてきた川西町と豊町のＨＰ、
川西町で、千手温泉千年の湯やひだまりプールを管理運営しているまちづくり会社
まちづくり川西と、
広島県呉市豊公民館（安芸灘交流館の現在の名称）のＨＰをご紹介します。
まちづくり川西ＨＰ
呉市公民館のＨＰ（4段目豊公民館が安芸灘交流館です）